北九州市は門司港レトロ地区・JR門司港駅前の「旧JR九州本社ビル」を改修し、ギャラリーや音楽ホール、門司港歴史資料室などを整備、観光拠点として活用していくことを決めた。
今年度中に改修工事の設計に着手、2011年3月の開館を目指す。
市によると、同ビルは鉄筋コンクリート造りで地上6階、地下1階の計約5600平方メートル。三井物産が1937年(昭和12年)に門司支店として建設し、当時は「九州一の米国式高層オフィスビル」と呼ばれた。戦後の49年に旧国鉄が買収。民営化後はJR九州が本社ビルとして使用したが、本社の福岡市移転に伴って2001年に閉鎖された。
JR側は解体する予定だったが、「歴史的な価値があり、保存したい」とする市側が05年、門司区内の市有地と等価交換して土地・建物を取得。これまでにジャズコンサートや絵画展の会場として数回使用してきた。今年に入り、一部を補強工事すれば常時活用できると分かったことから常設施設に整備することにし、12月市議会で認められた一般会計補正予算に工事設計費330万円を盛り込んだ。
計画では、ギャラリーと音楽ホール、門司港歴史資料室を1、2階部分に設けて開館。市民や観光客の利用状況・反応などをみながら、民間店舗のテナント誘致も含め、ほかの階の活用法を検討する。建物全体の工事・整備費は2000万〜3000万円を見込んでいる。市門司港レトロ室は「レトロ地区の新たな観光拠点としてにぎわいづくりにつなげたい」としている。(高橋宏平)
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