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【ぶらり旅物語】今回は「東北南部の3都市」をぶらり(産経新聞)

 ■雪景色と素朴な味わい

 武将・伊達政宗が築いた仙台市、有名な蔵王温泉スキー場を抱える山形市、そして国民的作曲家、古関裕而の出身地としても知られる福島市。関西人にとっては距離も縁も遠いイメージがあるかもしれない東北南部の3都市だが、飛行機さえ使えば2泊3日で温泉もスキーもグルメも思う存分に満喫できる。いよいよ冬本番を迎える3都市の魅力を紹介しよう。(文・宮本尚明)

 ◆仙台で牛タンを

 伊丹空港から約1時間のフライトで仙台空港に降り立った。仙台市中心部までアクセス鉄道で25分。観光ボランティアガイドの遠藤勝目さん(79)と合流すると早速、藩政時代の地名が残る街を案内してもらった。

 昼食はお決まりの牛タン焼き。漬物を添えた牛タン焼きにテールスープ、麦飯のついた定食が定番メニューだ。終戦後、進駐米軍が捨てたタンやテールが「もったいない」と使ったのが始まりだとか。麦飯も「貧しい戦後の名残なのだろう」と遠藤さん。

 桃山文化を今に伝える瑞鳳殿は政宗らが眠る墓所。空襲で焼失後、当時の華麗な色づかいをそのままに昭和50年代に再建した。遠藤さんは「お墓にも派手好きな伊達者らしさが出ているでしょう」と胸を張ってみせた。

 夜はケヤキ並木を約60万個の電球やLEDで彩る「光のページェント」を見物した。カップルや家族連れらが大通りに詰めかけるほどだが、毎年12月限りのイベントなのでご注意を。

 ◆ドーム65個分

 翌日はJR仙山線を電車に揺られ、約1時間で山形市に到着。紅花商人・長谷川家が江戸後期に建てた母屋や蔵を改築し、今月オープンしたアンテナショップ「紅の蔵」を訪れた。

 そばやいも煮などが食べられる郷土料理店と蔵王カボチャなど地元の食材を使ったカフェ、地元の物産店がそろう。同店コーディネーターの堀野秀子さん(60)は「山形の味と歴史をここで同時に楽しんでほしい」とアピールする。

 いよいよ蔵王温泉スキー場へ出発。自身にとっては実に4年ぶりのゲレンデだ。スノーボードを装着して斜面を見下ろすと、最初は恐怖感で少しおじけづいた。とはいえ、ボード歴は15年。すぐに感覚を取り戻して滑走を楽しんだ。

 ここで驚かされるのはスキー場の広さだ。面積は305ヘクタールと東京ドーム65個分もあるという。山形市観光物産課の山口史昭さん(39)も「すべてのコースを滑った人は地元住民でもなかなかいない」と言うぐらい。とても半日で全コースは滑りきれない。

 ◆「六甲おろし」

 最終日は山形新幹線で福島市に向かった。山あいの風流な「ゆず沢の茶屋」は、ユズを練り込んだ「ゆずみそ」を使った焼きおにぎりや田楽が人気。専務の大和知之さん(53)は「故郷に帰ってきたような懐かしい味がする」とほほ笑んだ。

 満腹になると、秘湯・高湯温泉の旅館「玉子湯」で、雪景色を眺めながら露天風呂で骨休め。白濁した湯の中には硫黄の成分が漂い、何だかすごく効き目がありそう。同旅館マネジャーの池田剛史さん(34)は「硫黄ガスが強いせいか、旅館のテレビが半年で壊れてしまうんです」と苦笑いした。

 生涯で約5千曲も作曲した古関裕而(1909〜89年)を顕彰する古関裕而記念館にも立ち寄った。「六甲おろし」で知られる阪神タイガースの応援歌も作曲しており、関西から阪神ファンも結構訪れるという。

 3都市を駆け足で巡ったとはいえ、紹介しきれなかったスポットも多い。産経新聞社では東北スキーのキャンペーン「もっと好き!もっとスキー!!とうほく」を提唱しているが、東北の冬は関西人の心をとらえるはずだ。

                   ◇

 【メモ】

 《瑞鳳殿》 伊達家初代・政宗から3代・綱宗までの墓所。一般550円。瑞鳳殿管理事務所(TEL022・262・6250)。

 《蔵王温泉スキー場》 仙台空港からの直行バス(予約制、片道1700円)に乗ると便利。蔵王温泉観光協会(TEL023・694・9328)。

 《古関裕而記念館》 入場無料。同記念館(TEL024・531・3012)。

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by cretan | 2010-01-04 18:19
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初めて花を植えてみる。


by cretan
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